SING女団は、多くの音楽プロデューサーとコラボレーションしてきましたが、ここではSING女団にとって最も重要なプロデューサー3人を紹介したいと思います。



基本情報



簡単な紹介

一言で申しますと、もし李懋揚(リー・マォヤン)さんが「寄明月」という曲を提供してくれなければ、SING女団は2017年末にはとっくに解散していたはずです。

もともとオリジナル曲や鬼畜(※)動画を作成してネットに投稿していた李懋揚さんは、2017年初頭にSING女団の所属事務所に入り、彼女たちの専属プロデューサーを務めることになりました。当時のSING女団は、新曲も出演できるイベントもなく、解散の危機に瀕していたといいます。半年余り後の2017年9月、李懋揚さんによって作詞・作曲された「電子中国風」、電子音楽と中国風音楽を融合させたスタイルの最初の作品となる「寄明月」がリリースされました。この曲は瞬く間にネットで大人気となり、Bilibiliでは多くの投稿者(うp主)が「寄明月」のダンスカバー動画を投稿するほどでした。現在までに「寄明月」のMVの再生回数は1000万回を突破しており、Bilibiliで最も再生された中国のアイドルグループのMVとなっています。この「寄明月」という曲のおかげで、「電子中国風」というジャンルへ転換を図ったSING女団は、次々と質の高い新曲を発表し、次第に人気を集めて、出演するイベントも増加し、現在では中国を代表する人気女性アイドルグループの一つに成長しています。

最新の情報(2019年8月時点)によりますと、李懋揚さんは契約満了に伴い事務所を退社されたそうです。現在は、フリーランスの音楽プロデューサーとしてご活躍されています。

※鬼畜(キチク):Bilibili(ビリビリ)動画などの中国の動画サイトで使われるネットスラングの一種で、いわゆる音MADを指す言葉。この言葉は中国語には元々存在しなかったため、日本語から中国へ輸入された際に「最終鬼畜シリーズ」の影響を受けて意味が変質したものと考えられています。


李懋揚によって制作されたSING女団の楽曲一覧




基本情報



簡単な紹介

紀粹希(G-Tracy)は2017年からSING女団の楽曲制作に携わっており、主に作曲と編曲を担当しています。彼は李懋揚(T2o)と共同で数多くのヒット曲を生み出し、二人はファンから「G2コンビ」と親しまれています。


紀翔宇によって制作されたSING女団の楽曲一覧




基本情報



簡単な紹介

何亮(ヘ・リャン)は中国の女性グループ「七朵組合」のプロデューサーであり、2015年からSING女団に楽曲を提供しています。担当は主に作曲と編曲で、これまでSING女団のために10曲以上の楽曲を制作してきました。


何亮によって制作されたSING女団の楽曲一覧